理系王

理系高校生の受験をサポートするブログ

英語 覚えるべき構文その2 否定の表現

 

こんにちは!

 

理系王です^ ^

 

英語第2回は否定の表現について考えていきましょう。

 

 

  • 否定について

大きく分けると部分否定と全否定があります。この違いについて見ていきましょう

 

部分否定

主に副詞につき、意味は「完全に〜というわけではない」という感じになります。

ニュアンスは「〜とは限らない」と覚えておきましょう。

 

全否定

not any〜 や never などニュアンスでは「完全に〜でない」という意味です。

 

例文

 

1 金持ちが必ずしも幸福とは限らない。

The rich was not always happy.

<解説>

not always で「いつも〜とは限らない」という部分否定となります。

頻出の文法で

not necessarily で「必ずしも〜とは限らない」という部分否定は絶対に覚えておきましょう。

 

2 その運転手は全く不注意な人だ。

The driver is far from (being) careful.

<解説>

far from 〜 ing (名詞) で「決して〜でない

という意味になります。

anything but 、not at all 、by no means 

も同じ意味になります。

 

3 彼女の病気はすぐに治るでしょうか。

 無理だと思います/治ると思います。

Will she soon recover from illness ?

I’m afraid not. / I hope so.

<解説>

hope, fear, be afraid はnotを繰り上げて使うことはできません。

この言い返しは頻出なので必ず覚えましょう。

 

4 テストで1つも間違えなかった。

I didn’t make any mistakes in the test.

<解説>

先程紹介した全否定の形になっています。

any not ではないです。

間違えやすいのでしっかり覚えましょう。

 

 

今回はここまでです。

次回は比較の表現です。お楽しみに!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

配位結合ってどんな結合? 非共有電子対を使え!

こんにちは!!

 

理系王の化学シリーズ第3回!

 

前回はイオン結合についてお話しましたが、

今回は、配位結合のお話です!

 

rikeiou.hatenablog.com

 

配位結合は非共有電子対が働く

 

例えば、NH3(アンモニア)とH+(水素イオン)の反応を見てみましょう。

 

この反応式は、

NH3 + H+ →NH4+

となり、アンモニアイオンが生成されます。

 

この反応もまた、前回のイオン結合と同じように電子が結合に関与しています。

 

しかし、H+には電子がありません。

 

果たしてどのように結合するのか。

 

それは、

NH3の非共有電子対になっている2つの電子を使うのです。

 

H+は、

この非共有電子対を借りて結合するのです。

 

 

どういうことか。

 

H原子は、

もともと電子が1つ存在して、

H+イオンになると電子がなくなってしまいます。

 

一方、NH3には合計8個の電子があり、

そのうちの6個は結合に使われており、

残りの2つは非共有電子対になっています。

 

その2つの電子を利用することで

H+イオンに電子がなくても、

NH3の余ってる非共有電子対を借りることで

結合することができるのです!

 

このような結合を配位結合といいます。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

物理 剛体3 〜転倒しない条件〜

こんにちは!

 

理系王です(^^)

剛体の基礎的な考え方は今回がラストです。

最後を締めくくるのは「転倒しない条件」です!

頻出なのでしっかり確認しましょう!

 

それではさっそくやっていきましょう!!

 

 

  • 考え方

1番大事なことは…

転倒する瞬間、回転の中心点の垂直抗力が0になるということを理解することです。

 

下の図を見てみましょう。

f:id:rikeiou:20190208233013p:plain
まず抗力について考えましょう。

抗力とは垂直抗力と摩擦力の合力です。

これは理解していない人がかなり多いと思われます。

つまり差がつくポイントです!!

上の図で言うと斜めの線ですね。

 

 

回転の中心での抗力の作用線上における力のつりあいを考えると、転倒するときはどんなときなのかは明らかです!

f:id:rikeiou:20190208234153p:plain
この図から分かるように、

抗力F₂が抗力F₁の作用線よりも下側にあるとき、点Aの周りに回転する。

引く力が大きくなるとき抗力F₁の傾きは小さくなるが、

摩擦力が大きくなり、垂直抗力も大きくなるので一番初めの図の時のように同一作用線上には抗力は存在しなくなる

 

もし2番目の図が2つの抗力が同一作用線上にある場合、

その状態になる前に引く力が最大摩擦力よりも大きくなるときは傾かずに物体は滑り出します。

 

 

 

どうでしょうか。

かなり難しい内容なので分かりにくいかもしれませんが自分でも図を描いて確かめてみるということが、物理を得意になるための一歩です!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

イオン結合ってどんな結合? 何でイオン同士が結びつく?

こんにちは!

 

理系王です!

 

化学講座第2回の主役はイオン!!

今回は、

  • イオンとはどんなものか
  • イオン結合とは何か

 

について解説します!

 

解説の後の確認問題も毎回やることで少しずつ力になります!

 

それでは始めましょう!

 

 

イオンとは?

 

前回のお話は覚えていますか?

 

 

rikeiou.hatenablog.com

 

 

そう、原子のお話をしましたね。

原子ってどんなもので構成されているんでしたっけ?

 

原子核(陽子と中性子)と電子ですよね!!

 

陽子は正の電荷、電子は負の電荷を帯びていて、中性子電荷を帯びていません。

 

実は、

原子は、陽子の総電荷と電子の電荷が同じになっています。

つまり、

+と-の量が同じということです。

よって、原子は、+にも-にもなっていない、電気的に中性なのです。

 

ところが、

原子は、電子を放出したり、受け取ったりすることができます。

それによって、原子は電気を帯びて、イオンになります。

 

電子を放出すると、-が減ってしまうので、原子は全体的に+になります。

このとき、原子は、陽イオンになったといいます。

一方、

電子を受け取ると、-が増えるので、原子は全体的に-になります。

このとき、原子は、陰イオンになったといいます。

 

 

では、イオン結合とは?

 

原子は、イオンになると、+や-の電荷を帯びます。

 

このとき、陽イオンと陰イオンは、静電気力によって結合します。

 

※静電気力・・・同じ符号の電荷をもつ粒子同士は退けあい、異なる符号の電荷をもつ粒子同士は近づき合うという力。

 

 

例えば、Na(ナトリウム)とCl(塩素)の場合を見てみましょう。

 

NaとClを反応させると、Naは電子を1つ放出しやすい性質により、Na+(ナトリウムイオン)となります。

この時放出された電子は、Clが受け取り、Cl-(塩化物イオン)となります。

 

そして、このNa+とCl-は静電気力によって結合します。

 

この結合をイオン結合といいます。

 

 

確認問題

1.電子を1つ受け取った原子は、何イオンと呼ばれる?

2.1のイオンとそれと対になるイオンとの反応である、静電気力で結びつく結合の一種を何結合という?

 

※答えは下にあります。

 

 

rikeiou.hatenablog.com

 

確認問題の答え

1.陰イオン

2.イオン結合

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

物理 剛体2 ~重心~

こんにちは!

 

今回の物理では、理系なら誰もが苦労する重心についてお話していきたいと思います。

理系王なりに図を作って分かりやすく解説していきたいと思います。

 

 

  • 重心とは

物体全体を代表する点、それが重心です。

つまり物体のあらゆるところにはたらいている重力を重心の1点にはたらく力としてみなすことができます。

 

入試問題においては、重心の位置、重心の速度、重心の加速度を求めさせる問題は頻出なのでこの記事を読んで周りに差をつけましょう!!

 

  • 考え方

次の図について見てください。

 

f:id:rikeiou:20190205192338p:plain

重心の考え方

xy平面上にある2物体の重心の座標を求めるとき、つまり重心の位置を求めるときは次の公式を用います。

f:id:rikeiou:20190205193443p:plain

この式の導出方法は重心を内分点として考えて、そこに合力がかかっているとするとすぐに導くことができます。

 

ちなみにお分かりだとは思いますが、y座標の重心は上の公式のXをYに変えたものになっています。

 

  • 重心の速度・加速度について

重心の座標における一般的な公式は次のように表せます。

f:id:rikeiou:20190205194435p:plain

ここで速度と加速度の定義について考えてみましょう。

簡単に言うと、

速度は微小時間に進んだ距離のことを表し、

加速度は微小時間に進む速さのことを表しています。

つまり次のように微分の式で表せます。

f:id:rikeiou:20190205195432p:plain

これを重心の式で考えてみると・・・

f:id:rikeiou:20190205200200p:plain

このようになります。

加速度の場合も同じように考えればおわかりいただけると思います。

 

正確には向きを考慮してベクトルにしないといけないのですが、今回は理解しやすいようにするために書きませんでした。

ベクトルなんだなと頭の隅に置いておくだけで問題ありません。

 

以上、今回の物理はここまでです。

理解してもらえたら幸いです!

 

次回は「転倒しない条件」についてお話していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

数学についてのお詫び

こんにちは。

理系王です。

今回は月曜、木曜予定の数学についてのお詫びをしたいと思います。

現在、理系王は数式を打ち込むためのソフトの準備に時間がかかっています。

パソコンの都合上、数学は2月後半からの投稿になる予定です。

大変申し訳ございません。

火曜・木曜の物理、水曜・土曜の化学、日曜の英語は引き続き投稿していくのでよろしくお願いします。

 

読んでいただきありがとうございました。

英語 覚えるべき構文その1 itの用法

こんにちは!

 

日曜は唯一の英語の日です。

理系王とともに文法から勉強していきましょう。

 

なぜ文法からなのかというと、このブログでは最終的に構文解釈を学んでいきます。

その際、最低限の構文の知識が必要なので基礎固めとして文法を学び、重要例文を覚えてもらいたいです。

例文を覚えることで英作文にも応用が効くようになるというメリットがあります。

 

今回のテーマは「itの用法」です。

 

 

 

  • itの主な用法
  1. 距離
  2. 時間
  3. 天候・気候
  4. 仮主語
  5. 仮目的語
  6. その他

この6つに大きく分けられます。

ほとんどの場合、日本語に訳さないことが多いです。

 

  • 例文

以下、上の番号に則した用法の例文を挙げていきます。

 

1 ここから学校まで歩いて5分です。

It is five minutes' walk from here to the school.

= It takes five minutes to walk from here to the school.

<解説>

itは距離を表しています。少しわかりにくいですがこの例文では時間的な距離と考えてください。

from A to B = AからBまで

it takes 人 時間 to do = 人が~するのに(時間)かかる

 

2 あなたはまもなくここの習慣に慣れます。

It will not be long before you get used to the custom here.

<解説>

itは時間を表しています。

It will not be long before ~ = まもなく~する

get used to 名詞・動名詞 = ~に慣れる

 

3 夕べから雨が降ったりやんだりしています。

It has been raining on and off since last night.

<解説>

itは天候を表しています。

on and off = 断続的に

 

4 彼女が世界中で最も偉大な科学者であると言っても過言ではない。

It is not too much to say that she is the greatest scientist in the world.

<解説>

itは仮主語を表しています。

It is not too much to say that = ~と言っても過言ではない

また、not ~ to do で「どんなに~してもしすぎることはない」という意味になります。

 

5 彼女は当然その会に出席するものと思っていました。

I took it for granted that she would attend the meeting.

<解説>

itは仮目的語を表しており、that 以下を指しています。

took it for granted that = ~当然のことである

 

 

どうでしょうか。itの用法がある程度分かっていただけましたか?

解説をよく読み、例文を覚えることを強くおすすめします!

次回の英語で確認テストを用意するので熟語もしっかりと確認しましょう。

どれも頻出の熟語です。

 

次回は否定についての解説をしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

電子殻はなぜK殻から始まるの? 原子の構造を知ろう!

こんにちは!

 

どうも理系王です!

 

今回は化学講座第1回!

原子の構造を知ろう!

です。

 

最後に確認問題に挑戦して実力をつけよう!

 

 

  • 原子の構造は?

 

みなさん、

この世のすべての物質は原子からできていることは中学生で習いましたよね?

今回は、その原子の構造を見ていきます。

 

原子は大きく2つに分けると、原子核電子からなります。

 

さらに、

その原子核は、正の電荷をもつ陽子電荷をもたない中性子からなります。

電子は、-1の電荷をもっています。

 

この電子は元素によってその数は異なります。

 

例えば、11番元素のNa(ナトリウム)には、電子が11個入っています。

電子は、原子の電子殻と呼ばれるところに存在し、

その電子殻は内側からK殻、L殻、M殻、・・・というように、

その後はアルファベット順になります。

また、K殻には2つ、L殻には8つしか電子を含めないので、

Naの場合は11個目の電子はM殻に入ることになります。

 

実は、この電子の中でも特に重要なのが、1番外側に存在する電子です。

NaであればM殻にある電子です。

この1番外側を回っている電子(最外殻電子)は、

化学結合において重要な役割をもち、価電子と呼びます。

 

※最外殻電子と価電子は同じものを指しますが、最外殻が全て埋まっているときには価電子は0であると数えます。

 

 

 

  • 確認問題

Q1.原子核は正の電荷をもつ何と電荷を帯びていない何からできている?

Q2.原子番号4番のBe(ベリリウム)の価電子の数はいくつ?

Q3.原子番号10番のNe(ネオン)の価電子の数はいくつ?

 

※答えはコラムの下にあります

 

  • コラム

なぜ電子殻はK殻から始まるの?

 

みなさん不思議に思いませんか?

電子殻はアルファベット順に並ぶなら、なぜAからではないのか?と。

これは、

K殻が見つかった当時、K殻が本当に1番内側なのか確証がなかったためです。

仮にその後、K殻より内側に電子殻が見つかっても困らないようにA〜Jまでの10個のアルファベットを残しておいたのです。

 

 

  • 確認問題の答え

A1.陽子と中性子

A2.2個(K殻に2個入るのでL殻の2個が価電子)

A3.0個(最外殻電子が8個全て埋まっているので価電子は0とする)

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

物理 剛体1 ~つりあいとモーメント~

こんにちは!

 

2019年もとうとう2月になりましたね。

新高校3年生の人たちは来年を見据えて、理系王とともに勉強していきましょう。

 

金曜日は物理の日です。

今回からしばらく物理は剛体について解説していきたいと思います。

 

 

  • 剛体とは

物理基礎では大きさの無視できる物体における力のつりあいについて考えてきたと思います。

それでは物体の大きさが無視できないときはどうすればよいのでしょうか・・・

そのような場合にこの剛体という理想物体を考えて力のつりあいを考えていきます。

 

剛体:力を加えても変形しない理想物体のこと。

 

 

  • 剛体の難しさ

剛体の問題では物体の大きさを考慮しないといけません。

そこで注意点を1つだけ・・・

同じ大きさの力、同じベクトルの力でも力の作用線が違うと力の効果が変わるということです。

つまり、力の加え方によって並進運動と回転運動が存在します。

 

  • 力のモーメント

一般に剛体に力Fベクトルが働いているとき、その大きさFと、ある点Oからこの力の作用線までの距離lの積FlのことをOの周りの力のモーメントといいます。

 

つまりモーメントとは剛体を点Oの周りに回転させようとする能力の大きさを表しています。

 

公式    M=Fl

   M[N/m]力のモーメント

   F[N]力の大きさ

   l[m]うでの長さ

 

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力のモーメント

うでの長さとはある点Oから力の作用線までの距離を表します。

つまり、l=dsinθ というわけです。

 

よって点Oの周りの力のモーメントの大きさMは

 

M=Fl=Fdsinθ   となります。

 

次回はこの力のモーメントの使い方と重心についてお話していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

2月からの理系王ブログについて

こんにちは!

 

理系王です。

 

今回は前置きなしで、2月からの理系王ブログについてのお話をします。

 

このブログは受験生をサポートするために開設しました。

 

よって2月から、各教科の解説に移ります!

詳しく言うと、

 

  • 英語

構文解釈について

 

  • 数学

差がつく微積を中心とした計算問題

公式の説明、覚え方。

問題へのアプローチ

 

  • 物理

公式の丁寧な証明

イメージしにくい分野の解説。

頻出問題の解説、考え方。

 

  • 化学

暗記の要点

緩衝液などのわかりにくい分野の考え方。

 

などです。

他にもこんなことをして欲しいという要望があれば、コメントしてください!!!

 

できる限りその要望に応えていきたいと思います。

皆さんと一緒にこのブログも成長していければと考えています(^^)

 

以下、2月からの週間予定です。

月、木   数学

火、金   物理

水、土   化学

日           英語

 

皆さんの受験の大きな手助けになれば幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。