理系王

理系高校生の受験をサポートするブログ

配位結合ってどんな結合? 非共有電子対を使え!

こんにちは!!

 

理系王の化学シリーズ第3回!

 

前回はイオン結合についてお話しましたが、

今回は、配位結合のお話です!

 

rikeiou.hatenablog.com

 

配位結合は非共有電子対が働く

 

例えば、NH3(アンモニア)とH+(水素イオン)の反応を見てみましょう。

 

この反応式は、

NH3 + H+ →NH4+

となり、アンモニアイオンが生成されます。

 

この反応もまた、前回のイオン結合と同じように電子が結合に関与しています。

 

しかし、H+には電子がありません。

 

果たしてどのように結合するのか。

 

それは、

NH3の非共有電子対になっている2つの電子を使うのです。

 

H+は、

この非共有電子対を借りて結合するのです。

 

 

どういうことか。

 

H原子は、

もともと電子が1つ存在して、

H+イオンになると電子がなくなってしまいます。

 

一方、NH3には合計8個の電子があり、

そのうちの6個は結合に使われており、

残りの2つは非共有電子対になっています。

 

その2つの電子を利用することで

H+イオンに電子がなくても、

NH3の余ってる非共有電子対を借りることで

結合することができるのです!

 

このような結合を配位結合といいます。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます